松村 亜里(ARI MATSUMURA)講演概要

【講演】子育て、マインドフルネス、そしてセルフコンパッション 〜自尊心よりもセルフコンパッションを育む〜

9月3日10時20分~ 建長寺2階 得月楼

マインドフルネスは、仏教の思想からきたものですが、もう一つ苦しみからの解放に関わる思想として、セルフコンパッション(自分への思いやり)があります。

セルフコンパッションには3つの入り口があり、その一つがマインドフルネスで、他の2つは、人としての共通体験(つながり)と自分への優しさです。子育ては、可愛らしいこどもの笑顔を見て「こんなに幸せなことはない」と思う瞬間と、やることがいっぱいで睡眠不足の中、ぐずるこどもを前に「こんなに苦しいことはない」と思うことが交代でやってくるようです。

そして、心にもない言動をしてしまい、あとから自分を責めることもあります。そんな時に、マインドフルネスをすることで、過度にその感情に振り回されなくなりますが、そこにさらにセルフコンパッションの他の要素を用いることで、この大切で大変な子育てというプロセスを乗り越えやすく、楽しめるようになっていきます。

この講演では、マインドフルネスとセルフコンパッションの関係、セルフコンパッションの要素と子育てへの応用、セルフコンパッションが子供と親に与えるメリット、今日から子育てで取り入れられるマインドフルネス・セルフコンパッションの方法についてお話しさせていただきます。

セルフコンパッションは、長い間良いとされてきたけれど、最近になって害が指摘されてきた自尊心(Self-esteem)の、良い効果をそのままに、害がない方法としても注目されています。子供に自尊心よりセルフコンパッションを育てる大切さとその方法についても、講師の経験を交えてお話しします。