2024年10月15日
第8回Zen2.0に、ご参加いただき誠にありがとうございました。
「大地に坐す〜Touching the Earth〜」をテーマに開催された第8回Zen2.0に、ご参加いただき誠にありがとうございました。皆様の熱意と積極的な参加により、本イベントは大成功を収めることができました。
今年のテーマは、戦争、重要な選挙、AIの急速な発展、環境問題など、私たちが直面している世界的な課題を反映したものでした。このような複雑な時代だからこそ、禅やマインドフルネスの実践を通じて、地球との関係を見直し、内なる平和と外界との調和を求めることの重要性が際立ちました。
北鎌倉の建長寺での2日間では、プラネタリーヘルスの考え方や、人間の「腸内環境」が私たちにとっての「土」であるという新しい視点など、多くの刺激的な対話が展開されました。また、新たな試みとして、福井県の永平寺町とオンラインでコラボレーションを行いました。
今年のZen2.0は新たな挑戦の年でもありました。3日目には北鎌倉の円覚寺にて「Open Zen Experience」を開催し、尺八演奏、椅子坐禅、食べる瞑想、動く禅などを英語で体験できる機会を設けました。70名を超える外国語話者が参加し、日本の禅を直接英語で体験できる場を創出しました。
さらに、Zen2.0の創業以来提唱している「マインドフルシティ鎌倉」構想をさらにクローズアップし、掲げました。この構想は、禅の精神を現代社会に活かし、慈悲と慈愛に満ちたコミュニティを築くことを目指しています。鎌倉から、現代の課題に応える新しい共生モデルを創造し、世界に発信していく計画です。
来年以降は、日本各地の聖地とのネットワークを築き、日本の霊性を世界に発信する活動を拡大していきます。
Zen2.0は、日本の精神性を体験し学ぶためのゲートウェイとなることを目指しています。同時に、マインドフルシティ鎌倉の実現に向けて、地域に根ざした活動も展開してまいります。
皆様の参加とサポートが、持続可能な未来への重要な一歩となりました。この3日間で得られた気づきと学びを、日常生活に持ち帰り、それぞれの場所で実践していただければ幸いです。私たち一人一人が、しっかりと地に根を張り、内なる平和を育むことで、世界をより良い方向へ導くことができるはずです。
最後に、「マインドフルシティ鎌倉」から「マインドフル・プラネット」へと視野を広げ、地球の未来につなげていくという考えを基盤に、今後もZen2.0の活動を続けて参ります。
皆様の貴重な時間と熱意に深く感謝申し上げます。来年のZen2.0でまたお会いできること、そして「マインドフルシティ鎌倉」の進展をご報告できることを心より楽しみにしております。
敬具
一般社団法人Zen2.0