朝比奈 恵温 2018年 講演概要

異なるものとの融合~宗教者会議から考えたこと

 

東日本大震災のひと月後に神道・仏教・キリスト教が執り行った合同慰霊祭は、のちに鎌倉宗教者会議として結束いたしました。これは歴史的な鎌倉文化圏を地盤とする宗教者が、宗旨・宗派を超えて手を取り合い、豊かな「宗教都市・鎌倉」の実現を目指しています。「祈る心」を伝え、育てていくことにより、鎌倉市民を始めとする人々の平安を実現し、豊かな精神生活に寄与することを目的としているのです。

このような諸宗教が手を取り合って行う宗教活動は全国に多くみられますが、三つの宗教が手を取り合う姿は稀なことだといえるようです。鎌倉は源頼朝公によって創府され、今日に至るまで八百年以上の歴史を有しております。鶴岡八幡宮に代表される諸神社。鎌倉仏教の本山を含む諸寺院。他にキリスト教諸教会がございます。

狭い地域の中で多くの宗教団体が共生していることは、鎌倉の大きな特徴の一つです。
各宗教団体は、以前より独自の素晴らしい宗教活動をされておりますが、これまで諸宗教をつなぐ組織はございませんでした。そして今まで交わることが少なかったことが自然と融合していき、素晴らしいハーモニーを奏でるように大きな力となっていきました。

昨年に引き続き鎌倉宗教者会議をご紹介しながら、今年は和合することの大切さ、有り難さについてお話ししたいと思います。カレーライスも究極の和合料理です!!